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【西太子堂】 和食の基本『出汁』を心の底から味わえる名店

鈴しろ/三軒茶屋・西太子堂駅(または三軒茶屋駅)

三軒茶屋の世田谷通りから少し入った住宅街の一角に、暖かい灯りが燈る場所があります。それが今回紹介する和食の名店『鈴しろ』です。
木を基調にした店内にはカウンターの8席があるのみ。単品での注文も可能ですが、ここはコース料理がオススメ。丁寧に作られたお料理を一品ずつ頂きましょう。

店名:
鈴しろ
住所:
東京都世田谷区三軒茶屋2-6-9
営業時間:
17:30~25:00(L.O.24:00) ※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間が通常と異なる場合がございます。ご来店前に店舗へご確認ください。
定休日:
月曜日

まずは、前菜から

コースの顔になる前菜。期待値も高まりますよね。
まずは、お吸い物から。私が訪れた時期は白菜が旬だったので、甘みがあって、シャキシャキとした食感の白菜がメインで使われていました。これが『鈴しろ』と私のファーストコンタクト。出汁の優しさに包まれます。
 
その次に運ばれたのは、胡麻豆腐。なんと!ウニが乗っておりました。食感・風味が邪魔することなく、お互いの良いところを引き立たせてくれます。

未知の世界へようこそ、ホタルイカのお粥

正体を知った時、ここは間違いない名店だと確信した一品が<ホタルイカのお粥>です。丁寧に調理されている為、生臭さは全く感じられません。

今まで食べたことのない濃厚で深みのあるお粥は、単品でおかわりしたいくらい。(単品でも注文可能です。)これを仕上げる為に、何度も試作を繰り返したんだとか。これぞ、大人の味と言える一品です。

旬なものは人を幸せにする

お野菜はもちろんですが、お魚は旬なものでは味がとてもわかりやすい。全然違いますよね。濃厚さや甘みが際立って、たったの一切れでも口に入れた瞬間幸せのベルが響きます。
  
そして、その美味しいお魚と共にいただくお酒は日本酒が良いでしょう。個人の好みにもよりますが、私は辛口で清涼感のある日本酒を選びました。『鈴しろ』では好みに合うおちょこ(ぐい呑み)で飲めるので、それまた楽しみの一つでもあります。

次から次へとワクワクでいっぱい

料理は絶妙なタイミングで一品ずつ運ばれてきます。ゆっくり味わいながら、次は何が出るだろうかと想像するのも良いですよね。
  
この日はサクサクの枝豆のコロッケ、お肉の餡が入ったもなか、ジューシーな地鶏をいただきました。もなかはそのままも美味しいですが、最初からサンドして食べると香ばしさが増してお酒が進みます。

しみじみと滲み渡る出汁の真価

シンプルイズベスト。
出汁の味を一番わかりやすいものは、おでんではないでしょうか。丁寧にとった出汁と、そうでないものの違いは素人でもわかりやすい和食の基本ですよね。まずは、おでんの出汁を一口味わってください。タイトルの通り心の底から滲み渡る出汁に嫌なことを忘れちゃいそうです。

大根、たまご、はんぺん。
とてもシンプルな具材の組み合わせですが、優しい味で胃をひと休みをさせてくれます。ここで落ち着かせて次のメニューに行きましょう。

余韻は翌日まで続く

最後に登場するのは土鍋いっぱいに入った鯛の炊き込みご飯。お腹がいっぱいなはずなのに、蓋を開けると広がる美味しい香りがさらに食欲をそそります。結構な量を食べていた為、その場ではお味噌汁と共に少しだけ味わい、残りはおにぎりを作っていただきました。
  
お店を後にしても、カバンの中には贅沢な鯛のおにぎりが。その日のうちに食べても最高な味ですが、翌日まで置いておくと出汁が滲みてさらに美味しくなります。

まとめ

料理は手間暇かけたものほど、美味しくなるんだそうです。市販の出汁でも十分美味しいですが、丁寧にとった出汁は一味。いや、何倍も旨味が違います。
和食を愛してやまない方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。出汁の力はどんなエナジードリンクよりも明日へのパワーにつながるはずです。
また、人気のお店なので、2ヶ月前には予約をすることをオススメします。
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